母の日だし「機動戦士Vガンダム」を語ろう

おかーさーん。

このTweet見て「アカンwwww」と思うのは1975~1985年生まれのガンダム愛好家だろう。モ人です。

1993年に放映された「機動戦士Vガンダム」ってどんなお話なの?

宇宙世紀…人類が西暦に判れを告げ、新しい世界…宇宙に広がっていく事を決め、人類全ての統一治安維持機構として地球連邦政府を組織した、その始まりの瞬間。衛星軌道上の初代首相官邸「ラプラス」で行われた改歴セレモニーは、爆破テロによって血塗られた世紀の幕開けとして記録され

…え?そりゃガンダムユニコーンの導入だろうって?

すみませんすみません。ただ「この『vガンダム』は初代ガンダムから続く宇宙世紀のお話なんやでー」「せやけど、前作に相当する『ガンダムF91』(UC0123年)から30年が経っとるUC0153年が舞台やから、実質的に独立した作品って思うてええねんで。アムロ?シャア?名前も出てこんよ?(クロノクル・アシャーって仮面のお兄さん@ヘタレはでてくるけんど)」というのを説明したかったんです…。

初代とかでおなじみの「地球連邦政府」はしょっぱい組織になり下がってて、もう宇宙も地球もぐんゆうかっきょのドッタンバッタン大騒ぎ!!中でも、ザンスカール帝国は新興宗教めいた聖母マリアを広告塔として担いだ実質独裁者「フォンセ・カガチ」さん(隻眼、ハゲ丸)のギロチンという古典的な大道具を効果的に用いた残虐ショーによる恐怖政治にみんな、しんそこふるえあがったんですねー。

そんななか、ヨーロッパーのかされりあちほーで色黒のヒロイン、シャクティと世界名作劇場のような牧歌的な風景で生まれ育った主人公の「ウッソ・エヴィン君」じゅうさんさい。アレやコレやのトラブルから、ギロチン上等!なザンスカール帝国に対して抵抗を続ける『神聖軍事同盟・リガ=ミリティア』(改めて書くと字づらにやばみがにじみでてるよね!)に拾われたり、あこがれの美女、カテジナ=ルースさんがさらわれたり、色黒の先輩女パイロット、マーベットさんにちょっとドキドキしながらもガンダムに載って『戦場』という修羅の世界に飛び込んでいきます。

変形!合体!!Go!Vガンダァムッ!!!

…というノリでは全くないのですが、主人公メカ、ビクトリーガンダムは「三体合体」マシンです。といっても、一般的なスーパーロボットのように三体のマシンが乗りモノモチーフだったり、動物モチーフだったりするワケでは決してありません。ガンダムは基本的に「リアル系路線」なので

ご参考:このロボアニメを見るべし・基礎用語編『スーパー系・リアル系』

三体合体メカ…というより「分離した三つの部分(パーツ)をくっつける」と表現したほうがしっくりくるのですが…。

  • UCガンダムにはなくてはならない「脱出ポッド」的なコクピット兼戦闘機である①「コアファイター」部分。
  • 両腕と腹部分を構成する②「トップリム」部分。
  • 腰から下(両足)を構成する③「ボトムリム」部分。

パイロットが実際に搭乗するのは①「コアファイター」のみ。他はパイロットの遠隔操作もしくは、①「コアファイター」と合体して「トップファイター」もしくは②「ボトムファイター」として運用されます。

…兵器なのに、なんでそんなに複雑な造りにしてんの?という当然の疑問に「いや、ロボアニメでしょ?プラモの売り上げが命だから、こういう仕組(ギミック)なきゃ、盛り上がらないっしょ?」という大人目線の回答もあるんですが、作中では「小規模なゲリラ集団であるリガ=ミリティアにとって機密保持の為、複数の拠点で別々に製造したパーツをそれぞれ複数用意し、柔軟かつ機動的に運用する必要がある」という説明がありました。

柔軟かつ機動的な~と聞いて「ふーん。あっちで戦ってたと思えばこっちにでてきてーみたいな脅威の小回り?みたいな??」と考えてたんですが、実際はまるでミサイルかのように消耗品めいて的に下半身(③ボトムリム)そのものをブチあててたり、両腕ににぎったビームサーベルをグルグルと手首回転させながら簡易ビームシールドを形成させ、敵のビームを一時的に受け止めつつ、②トップリムから分離する①コアファイター(直後に②トップリムは爆発四散)とか。あ、使い捨てるって考えもありありな柔軟さなんだねーと思い知らされたもんです。

モ人は本放送時には多感な思春期ニュービーであるクソガキ(中学一年)であり、同級生でもあるウッソ君がキレイなお姉さんにドキドキしながらもガンダムを操縦しているのをみて「スゲー」と思ったものです。

戦場なのにおねえさん多すぎ問題(ついでにじじいと子供)

もうね、ウッソ君(13)のウブな仕草に、いい年したお姉さん方がくすぐられまくるワケですよ、母性を。カテジナさん(あこがれのお姉さん)、マーベットさん(色黒)に加え、約9人のキレイなお姉さんだらけのシュラク隊…。

もうね、同級生(13)がなんでこんなハーレムに行ってるのか、理解できませんでした。しっかし、スゴイ勢いでさらわれるカテジナさん(その後は…後述)や、もれなくお亡くなりになるシュラク隊のお姉さま方。シュラク隊なんて、初登場からセリフ一言もしゃべらず死んだ人がいるくらいですしね。

あと、じいさんと子供も多い。ぶっちゃけると「戦争」という状況から遠い、マイノリティー…弱者の集団だった「リガ=ミリティア」という事なんでしょうね…(色黒とか)

時系列別見所

序盤

⇒1~4話は「ウッソ君がいかにして状況に巻き込まれたのか?」という説明会。1話冒頭が「ガンダムに乗った後」なので、当時中学1年生だったモ人には飛び飛びに見てて理解が追いつかない部分もあったり。

その後は、まぁカテジナさんとかカテジナさん、あとはマーベットさんとカテジナさん。ギロチンなんてショッキングな事件もありつつ、さらわれたカテジナさんに想いを残す間もなくシュラク隊のお姉さん方がでてきて、チヤホヤしてくれて、死んでいきます。

中盤の前半

⇒宇宙に行ってビクトリーガンダムもV’(ブイダッシュ)ガンダムと地味なパワーアップをしたり、Vヘキサ(ブイヘキサ)という頭だけをモブ風にした量産型マシンにマーベットさんとそのフィアンセのオリバーさん(メガネ)がラブラブ乗ったり。イチャイチャしすぎてたので「あ、アカン。この人、そろそろ死ぬんだ…」と中1ながら思ってたところ、やっぱり死んでしまうことに(しかも、あまり効果のなかった特攻)

また、シュラク隊のリーダーのジュンコお姉さんも死んじゃいます。なにより悲しいのは、あこがれのカテジナさんが薬物やマインドコントロールで精神を歪められた強化人間として再登場してくること。

もちろん、カテジナさんも非情かつ非道の女パイロットとしてウッソ君の純情を踏みつけ、立ちはだかります。…というか、カテジナさん、元々こういうおねえさんだったのでわ…。この頃を境に、視聴者の皆さんは「カテジナさん」ではなく「カテ公」と呼び出しました。たぶん。

あ、後半主人公機であるV2(ブイツー)ガンダムも宇宙でゲットします。(ザンスカール帝国のおねえさんパイロット、ルペ=シノさんとお風呂にも入った後で!!)

この時、V2ガンダムの開発にはウッソ君の母であるミューラ=ミゲルさんが関わっていた事が明らかになります。

中盤の後半

⇒宇宙から降りてきたらザンスカール帝国の皆さんが「地球クリーン作戦」なるものを展開してきてました。え?なにそれなにそれ。CSRなの?エコなの?と思いきや、ぶっとんでて「地球には色々とゴチャゴチャしてるのが多くてキレイじゃない。いっっぺん、まったいらにしてやらにゃなんね。この、バイク戦艦で!踏みつぶす!!全てを!!」という作戦。さらっと「バイク戦艦」という謎ワードが出てきていますが、戦艦にロードローラー(道路工事とかジョジョの奇妙な冒険第三部クライマックスのアレ)をつけたモノ。バカだバカだとは思っていたけれど、ここまでだったとは…(汗)>ザンスカールの皆さん。

戦艦だけでなく、ロボット兵器であるところのモビルスーツにも「自身の本体がすっぽり入ってしまう程、大きなタイヤ一輪車をまたがらせたバイクマシーン」がでてきますし、敵パイロットが「バイク乗り魂を見せてやる!」なんてわめいているし、ひかえめにいって地獄です。

ウッソ君(13)もおかあさんと再会できるものの、色々あってお母さんを人質にされてしまいます。「巨大な敵(モビルスーツ)にわしづかみにされるお母さん」という進撃の巨人トラウマ第一話クリソツな流れになり、さらに色々あって、バイク戦艦のタイヤに…。

その後、理不尽な停戦協定を経て、ウッソ君が持ち帰ったのは母、ミューラ=ミゲルのかぶっていたヘルメット(多分、からではない)。

「これ…母さんです…」

(※ というネタがことぶきつかさ先生のギャグ漫画「いけいけぼくらのVガンダム」で有名になりましたが、作中では、「わかりません…母です」としか言ってません。)

受け取ったマーベットさんが、ずっしりした重みに顔をしかめてる描写があるので…もう、わかるよね?

終盤(こっから箇条書き)

  • もっぺん、宇宙に行くし、ヒロインのシャクティ(色黒)が実はザンスカール帝国聖母マリアの娘だったとわかってさらわれるよ。
  • シャクティが超能力みたいな感応波を増幅させる設備『エンジェルハイロウ』に入って、指向性の睡眠波を宇宙のあちこちに照射させて「ねーむれー、ねーむれー、はーはーのーうーでーでー」と究極の母性を発揮するよ!平坦だけど!序盤から赤ちゃん(カルルマン)の世話してばっかりだし、よかったね!!報われたね!!
  • シャクティちゃん(色黒、ヒロイン)の圧倒的母性を受け止めた(照射された)皆さんはもれなく安らかに入眠しちゃいました。やったね、シャクティちゃん!これで誰も争わない、いさかいのない世界が実現するよ!だって(ザンスカール帝国以外の人は)みんな寝てるんだもん!!
  • 「このままでは、腐ってしまう」まるで、人生の試練にブチ当たってヤケ酒におぼれている自だらくな人を評するかのような言葉です。人間、寝たまんまだと腐っていくんですね。Vガンダムで初めて知りました。純粋ゆえに「起きてる人がいなかったら争いがなくなってハッピー。誰も傷つかなくてすむ」と思い込んでいる(?)シャクティちゃんに「そりゃアカンやで」と教えに行くウッソ君。
  • 色々あってじいさんとか子供とかシュラク隊の生き残りとかバンバンお亡くなりになっていく最終決戦。ウッソ君はというと、カテ公の用意した近衛兵「水着のおねえさんがバズーカ抱えてキミのハートを狙い撃ちしちゃぞ☆」という…それ、本当に最終決戦にもってくるネタなんですか?といいたくなる作戦にまどわされず、非道にもお姉さん(水着)をモビルスーツでなぎはらいます…この後味の悪さったら、ないね!!
  • シャクティちゃん(色黒・ヒロイン)の無慈悲な母性照射施設他「エンジェルハイロウ」が崩壊(昇天?)していくなか、シャクティちゃんとウッソ君とごく一部の生き残りな方々が地球に戻っていきます。
  • 時は過ぎ…不要になった二機のガンダムー戦争が終わった描写と、かされりあちほーでの生活に戻ったみんな。洗濯をしているシャクティちゃんに道をたずねにきたのは…なんと…カテ公

皆さん、ここまで読んでくださってありがとうございます。カテ公とシャクティの邂逅、そのやり取りのラスト数分に色々な感情が…モヤモヤしたものがこみあげてきます!!もうね、ここばっかりは、実際に見ていただかないと!モ人のつたない文章ではとてもお伝えできません!


って改めて書いてみるとトンデモねー作品だ…。

こんなの、地上波の金曜夕方5人によくもまぁ放送できたもんですね。最初は「コレ…母さんです…」で思いついただけのネタだったんですが、思いのほか「マイノリティの物語」「ショッギョムッジョ」「ウブなウッソ君がくすぶられる」色々なお姉さん方の母性」と、表現やストーリーはぶっとんでいたものの、深いテーマ性をはらんでいました。

そりゃ、こんなのを「今年のガンダム、同級生が乗ってるんだって!」「しかも、三体合体だ!」「じゃあ、俺もガンダム乗れるかも!」という軽いノリで見始めたモ人らはちょっとアレな…いや、なんでもないです…。

(あ、AmazonPrimeの貴方、そこの貴方はAmazonVideoで見られますよ。全話。)

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

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