2×2ポートフォリオ考-あるいは「とっかかりはこれぐらいざっくりでよくね?」という提案

2×2(ツーバイツー)

masume

(写真ACさん…マス目で検索したら、なかなかナイスな奴ありますやん…ただ、マス目が多すぎで…)

2×2ポートフォリオ考 とは

たて2マス、よこ2マスの合計4マスを描き、それぞれにどんな金融商品が、どれだけ入っているかを考えることで、複雑そう、とっつきにくそうな「国際分散投資」をもう少し、把握しやすいカタチとしてとらえることを提案してみます。

別に、モ人オリジナルって考えでもなく、色々な人の受け売りをモ人風に咀嚼し、まとめました、みたいな。(っていうか、このブログはそんなのばっかりですが)

縦軸 株式か、債券か

まずはコレ。株式ーつまり、(原則的には)元本保証されないお金を預けて、ビジネスを直接的に評価・支援するのか、債券-一定のルールにもとづいた(元本のうち、法的に守られている部分がある)貸し金をするのか。

は?REIT?コモディティ(商品)?イヤイヤ、今日はそういったこみいった話は抜きにしましょ。誤解を恐れず言うなら、REITやコモディティは株式や債券とくらべると存在感といいますか、国際分散投資において重要度は決して高くありませんからね。(さも、定期的に利金が支払われるから、初心者向きなんですよ~という顔でこれらに投資する毎月分配型ファンドをオススメしてくるスカポンタンは原油の海にダイブしていただきたいもんです)

ココでは、株式リスクを背負うおか?背負わないのか?という二元論で分類させてください。株式リスクとは…株式というもの-値段の保証、確固とした後ろだてのない形で事業者に対して「お金を融通してあげる」事に対して、未来がどんな結果になるのか不確実な度合いとでもいいましょうか。ホントは債券には債券なりのリスク(不安定さ)がありますし、それをもって株式リスクをとっていないだけと表現するのもホントは正しくないんですが、今日はざっくりした話で進めたいので、このままやっていきましょう。

横軸 国内資産か国外資産か

次の二分類は国内・国外。コレも込み入った考えをするなら「国内の人口は減少しており~」とか「国外資産としっても、北米なのか?ユーラシアなのか?東南アジアなのか?という地域配分によっては~」とか「先進国と新興国、開発国では経済成長の度合いが全くちがっており~」という意見が当然でてくるもんですが、今日は「いうても、短期的には為替の影響が一番大きく眼に飛び込んでくると思っててええんじゃない?しらんけど(´・Д・)」@PETさん」というスタンスで(しらんけどの顔文字、最後が」なので、地味に使いづらい #無断で使って文句までいうのか…)

マトリックスをくんだら

こうして2分類(株式か債券か)×2分類(円貨か外貨か)のマトリックスができあがりました(よね?)

このマトリックスに、自分が実際保有している金融商品や、これから投資しようと考えているポートフォリオをあてはめていけば「(縦軸を眺めて)自分は株式というリスク(不確実性)の大きい資産にどれだけの金額(or 割合)を投じているのか=それをよしとしているのか」「自分は為替変動というリスク(不確実性)に対してどれだけの金額(or 割合)を投じているのか=それをよしとしているのか」が把握できます。

為替リスク把握法

例えば、縦軸の二マスづつ(国内株式+国内債券、国外株式+国外債券)を足し合わせると、前者が為替リスクをとっていない部分、後者が為替リスクをとっている部分となります。

資産運用の目的は様々でしょうが「将来の物価上昇に備える」というオーソドックスな目的を第一に考えるなら、普段(および「将来」)の生活において『外貨と連動して値上がり・値下がりする消費』の額・割合に近しくなるようにポートフォリオを組む目安となるでしょう。

株式リスク把握法

横軸のニマスづつ(国内株式+国外株式、国外債券+国内債券)を足し合わせると、前者が「事業に対して直接お金を投じる株式」の部分、後者が「法で保護された、ある程度手堅く経済活動に参加する債券」の部分となります。

株式は短期的には大きな値動きがあるものの、過去の実績からすると中長期-せめて5年で一サイクルといわれる経済循環を通じて価値が上昇している事が様々な研究、書籍などで指摘されています。この意見自体を(だから今後にも期待できるのか?と)信じる・信じないという世界ではありますが、このブログを見ている方(=少なくとも投資にネガティブでない興味がある方…ですよね?)なら「まったく信用していない」という事もありますまい。

ただ、しつこいようですが「短期的には大きく動く」事をアタマで理解していたとしても、実際の相場に直面するとビックリするのが人間というモノ。投資にまわすお金の量をコントロールするという考え方もありますが、あんまりそういうエクストリームな振る舞いを最初っからガチガチにするより、もっとざっくりと「株式は値動き大きい、債券は値動き小さい」「株式は中長期でみると期待できるが、それまで相場に居続けなきゃ元も子もない。債券とのミックス保有で様子を見るか」という程度でいかがでしょうか。横軸(株式リスク度合い)は短期的な株式の値動きをどれだけ緩和させたいか(しなくてかまわないか)という目安になるでしょう。

応用編

ん?為替ヘッジしたい、だと??だったら横軸を一行追加して「国外資産かつ為替ヘッジあり」としましょう。

ん?やっぱりREITぐらいはいれてもバチはあたらないんじゃないのか?ったく、しゃーない。だったら縦軸のうち、株式と債券の間に一列追加してくださいな。(債券より下には追加しないほうがいいでしょうね。直感的に、債券より値動きが荒いREITはどっちかってーと株式の近くに配置したいもんです)


どうでしょ?こうやって2×2(+α?)のポートフォリオ把握をすると、「自分のとっているリスクの割合」が改めて実感できるのではないでしょうか。また、チラッと書きましたが「将来の物価上昇に備えて、購買力を維持する」という目的で資産運用に取り組んでいるのなら、モダンポートフォリオ理論とかで「コレコレとコレコレの値動きの相関は~リスクとリターンの関係は~」という数学的・統計的な考えに加えて「取り崩す時、世の中の物価はどんな資産にどれだけ連動しているだろうか?」という事を考えてみるのも一興というもの。

今後、我が家のポートフォリオやファンドの説明でもこの考えを応用していきます。

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

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