『これがあなたの望んだ世界、そのものよ』

アダム=スミス『国富論』ご存じですよね?モ人です。

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H27年度新入社員@そろそろ二年生に今日、職場でドベネックの桶(最小律)の話をして「だから、苦手なトコを避けてたら苦手なトコ=一番低い板の高さから水がこぼれていくんだよ。苦手な事でも取り組もうね」と話すと…全ッ然ピンときてなさそうでした…(なんて先輩や…)

ドベネックの桶とか最小律ってなに?という大多数の方にはコチラをどうぞ。

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アダムさんイチ押しの『見えざる手』について、軽くおさらい

ざっくりいうと「みんながみんな、(法や道徳という共通のルール範囲内ではあるが)自分の知ってる事を元に判断し、自分のしたいことをしようとすると、結果として社会全体が効率的になるんやで」ということ。

(モ人的超訳です。興味のある方はちゃんと本を読んだほうがいいかも)

コレね、パッと聞くと「んなわけあるか!」って気もするんですが、色々考えてると「あーそんなもんかもねー」と思える内容なんです。

人間はお互いバカではないけど、天才でもない。多少の個人差があっても、同じ「貨幣経済という世界」に生まれ育った「経済脳」があって、安いものを買いたがったり、高いものには品質(所有ステータス?)を求めたりと大きく思考が変わるわけでもない。たまーに偏屈な人とかいますけど、全体として俯瞰してみるとそういう人はごくごく少数です。

んで。商売なり、勉強なり、生活なり、公共工事なりありとあらゆる局面で「当事者全員がおおむね自分のしたいようにする」とどうなるか。

当事者間で人気の高いモノ(財・サービス)は高価になるでしょう、希少になるでしょうから。人気の低いモノは安価になるでしょう、在庫過多になるでしょうから。

いくら人気といっても、当事者それぞれの中に「とはいっても○○円以上の価値はさすがにないな」という思惑・基準みたいなものがあるでしょう。このラインを超えたな、と感じる人から順番に、人気商品の値上げ競争から降りていきます。そして、次に折り合いのつく商品に~という風にそれぞれの商品の値段は需要と供給の関係からちょうどいいトコロに落ち着くであろう、という理論ですね。

同時に、いくら不人気といっても「オレはこの商品がすきだから、安い高い関係なく買いたい」というニーズがある限り、商品は存続します。(逆に「どんなに安くなろうとも、買いたくないなぁ」という人が大多数になると、その商品・事業は存続できずに淘汰されていきますよね)

人口が多ければ多いほど、経済規模が大きければ大きいほど、『見えざる手』によって複雑に細分化されたニーズ(需要)と、それに応える需要が喚起され、総体として社会の効率が上がる、という事です。

我々は常に投票している

小見出しでなんとなくバレているように、我々は生活者・消費者としていろいろな商品・サービスから自分に必要なモノ・自分が好きなモノを『選んで』お金を投じています。

その結果、店頭の店員さんの給料(パート代?)になったり、商品を並べているお店の維持費(家賃・光熱費・流通費)になったり、商品を製造・開発しているメーカーの資本になったり…色々な経済活動に対して『投票』しているのです。

そして、あまりにも選ばれなかった商品・サービスはたまた事業そのものはこの世から淘汰されていきます。そう、まるで『見えざる手』に首根っこをつかまれてポイっとされてしまったかのように…

こうした事をつらつら考えていると、Twitterにてこんなネタが流れてきました。

…あー…せやね。

竹川美奈子さんのYahoo記事のコメントも酷いもんだけど、書いてる人のうち「投資信託体験→だめだこりゃ」という人達に投信営業をかけた人が、特別極悪人ってわけではなく、「投資信託販売の実態」とはそういう場所だったりするんだろうなぁ、と改めて思い知らされるワケですよ。(体験はせずに知識&投資への拒否感から叩いてる人も多いけど)

さて、ここで心配になるのは『見えざる手』が投信のデタラメ営業さん(及びそういう文化)を弾いて、インデックスファンドや独立系投信運用会社が生き残れるようになるのかな?という事なんですが…実は年齢別の「資産保有額」みたいなのを見ると、高齢者が圧倒的に多いので、しばらくはこの傾向は続くのかな?という気もしますね。面白くないもんですが。

ただ、このような不誠実な商売が未来永劫続くもんでもないですし、何よりshimoさんが指摘されているように「買い手の問題」とわかっているんですから、「買い手」である生活者(自分を含む皆さんですよ!!)がしっかりとすればいいわけです。

ここで結局「つまり教育段階から金融とは何か?経済とは何か?をしっかり学ぼう」という割といつものパターンになるわけですね。実際に教育の現場では色々と取り組みがあるみたいですし、自分もせめて子供達にはそういう話をしていきたいと考えている次第です。


…おお!気がついたら本来書きたかった「モ人が長州で気に入ってたカウンター奥にガンプラがズラ~ッと並んでた食堂がつぶれてしまった話」ができなかった!忘れてた!!ま、また今度で。

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

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