今更ながら2006年出版の名著【貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント】を読んで

もう、10年前の本なんですねぇ。

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相場は5年で一サイクル。だから少なくとも5年は投資(もしくは投資に携わる仕事)をしなさい。

相場は5年で一サイクル。だから少なくとも二サイクル分である10年は(以下略)

そんな言葉をふと思い出します。モ人です。

何故に今更か

東京に残っている子供達へのサプライズとして、絵本の読み聞かせビデオレターを送ろうと思い立った単身赴任者、モ人。

長州の新居から最寄りの図書館へと足をはこび、セガレ向け、ムスメ向け、ルーキーちゃん向けにそれぞれ本を選んで、ふと「どれどれ、この図書館には『資産運用の本』『長期投資のオススメ本』はあるのかな?」と「ビジネス・経済」の書棚に向かいます。

当然、今どきの図書館ですからインターネット上から検索もできますし、館内に同機能の端末もある…というのは知っているのですが、なんかね、書棚を見てみたくなったんですよ。お目当ての本以外にもセレンディピティ(偶然の出会い)を感じる本があるかもしれないし、背表紙をざっと見ただけで、その図書館の方向といいますか、空気が感じられるかなぁ、と。

FX、個別株式で一発あてた体験談、日経平均が~日本破綻が~というエキセントリックでありながらも、本屋さんでは見慣れた方向性の書籍がずらずら~っと並んでいるのを眺めながら、いくつか見知った作者さんの見慣れた名著をぽつりぽつりと見つけていき…『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント』…

上記の本は、投信ブログ界隈では何かと目につく名著ですね。色々な人がオススメしているものの、実はわたくしモ人は未読。いつか読んでみようリストに入っているのをビビビッと思い出します。最近相場が荒れているみたいだし(みたいて)、ちょうど読んでいた本も一区切りついていることだし、久しぶりにこういう教科書・入門書を読んでみようかな?と考え、借りてみました。

まず、出版から10年近くたっている事に驚く

初版が2006年4月…つまり今からちょうど10年前。当時を振り返ってみて驚くのですが、前年の2005年はTOPIXが四割も力強く上昇しているんですね。…しかし、2006年は横ばい、2007年にダラダラ下げたと思いきや2008年の『リーマンショック』で見事なアラバマオトシを見せつけてくれるTOPIX=サン…

そして、リーマンショック以前に記されていた本書の内容は…。リーマンショックのような暴落を予言するでもなく、そういう暴落そのものを楽観的に否定するわけでもなく、ただただ理論的に社会を俯瞰した状況、庶民にもできる、(プロではない)庶民だからできる「インベストメント」を取り組んだほうがよい理由を教えてくれます。

今更だけど、モ人的に「読んで感心したポイント」を列挙するよ

  • 単純に「老後不安をかきたてる内容」なのではなく、「経済的・思想的に大きな政府 小さな政府の違い、組み合わせ」や「当初所得・再分配所得、年齢別ジニ係数を基にした格差のお話」などなど社会科ともいえる枠組み・フレームの説明から始まり、今後の日本が、自分達の生活の基盤である世の中がどんな社会に向かっているかを丁寧に説明してくれていること。
  • その説明をベースに、これからの社会に個人・庶民が対応していく為の経済的な手段として『インベストメント」』紹介している点

※ この本では、いわゆる「インデックス投資」をはじめとする国際分散投資、長期保有投資の事を『インベストメント』と表現しています。最近、投信ブロガーのrennyさんが表明している『invest』とは根っこは同じでも毛色が違う出口・答えとなっていますが、あまり気にする事でもないでしょう。モ人はどちらのいんべすとめんとも「好き」ですし。

  • ポートフォリオの各論について、やさしく、ざっくりとした説明でとどめている(とモ人は感じた)ので初心者でも身構えずに「じゃぁ試しにやってみようかな?」と考えやすい(ような気がする。モ人的主観では)

おしむらくは、Amazonさんを始めネット上では中古本しか流通しておらず、事実上の絶版状態にある事ですか…。もっと早くこの一冊い出会えていれば自分用と布教(!)貸し出し用を買っていたものを…。


いままでは個人目線の動機、取っつきやすさという観点から、プロでは無くブロガー(=一般人、少なくとも業として投資に携わっているわけではない)水瀨ケンイチさんの『ほったらかしの投資術』を…あえていうなら『端的にいって』と前置きをして「業界人でありながらも不誠実な身内をバッサバッサと切り捨てる」山崎元さんの理論パートと、個人目線で投資に興味を持った動機や個別株投資での経験など、とっつきやすい導入・継続の実践ノウハウの水瀨さんのパートが著者別でクッキリと分けられていた改訂前の「ほったからし投資術」を買い出してオススメしていたのですが、今後はライトに読める「ほったらかし投資術」に加え…

「約10年前に書かれたんだけど、今読んでも気づかされる内容」

「投資に、ゆっくりでかまわないから継続して取り組んだほうがよい理由がしっかりと丁寧に説明されている事」

「自分達みたいな庶民でもできる、庶民の方が取り組みやすい有利な方法が書いてある」

という部分をプッシュして広めていければいいな、と思いました。まずはAmazonで二冊注文するところから。

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