読書感想文:空間的思考法

タイトルからして数学とかの本かと思わせながら~からのレゴ本。

2013/12/13 16:07

概要

レゴ®認定ビルダーってご存知ですか?知らない?そりゃそうか。

wikipedia-レゴより

レゴブロックの名前とブロックを使ってビジネスをすることをレゴ本社が承認する制度。認定プロビルダーは、レゴブロックを使った制作や啓蒙など様々なビジネスを行っている。レゴの製品開発の支援を取ることもある]。レゴの専任担当者が情報を集めて候補者に直接コンタクトを取り、手続を経た上で認定される。プロビルダーはレゴ社とは関係の無い一般人であるが、レゴの担当者と直接連絡を取ることができ、レゴを使ったアイデアの相談なども行える。日本では2011年に三井淳平が初めて選ばれた。

つまり、「レゴ社」が公式に認めた『レゴブロックのプロ』という事になります。スゴイ!!レゴ自体は「プロっていってもおもちゃの話だろ?」という風に鼻で笑う人もいるかもしれませんが、その「たかがおもちゃ」を使ってとてつもなく巨大だったり、非常に繊細だったり…。ため息の出るようなクオリティの『作品』(あえて作品と呼びたい!)を作り上げる、そんなレゴ認定プロビルダー。世界で13人しかいない、そのビルダーの唯一の日本人&最年少の三井淳平さんが、自身経験や思考法を整理した本です。

日本人初、唯一、で最年少。おまけに東大院生(書籍執筆当時)

小見出しでお腹いっぱいです。スゲーな、と。

だた、「レゴビルダーになれた事」と「東京大学に通っている事」はそれぞれ独立した「スゲー事」ではなく、それぞれが関連しあっているという風に書籍からはうかがえます。

特に興味深かったのが、一度レゴ認定プロビルダーの審査に落ちた事。そして、その理由、原因に「レゴを通じた社会貢献」を行う事が欠けていた、と考えて東京大学記念事業にレゴ部として積極的に参加したり、国外へのレゴ社チャリティーイベントへ参加したり…

って『レゴ部』ってしら~っと書いてますが、学校の部活動でレゴやるんだからホンモノ感半端ないですよね。ちなみに、三井さんはレゴ部創立メンバーとの事。(言い出しっぺ?は先輩との記述が)

引用

第3章 空間的思考法の実践より

条件をシンプルにする

空間的思考法で多面的に物事を見ると、情報量が一気に増えます。

(中略)

そんなときは条件をシンプルにするとわかりやすくなります。

難しい条件を減らしてシンプルに考えることで、より最適な方向性がみえやすくなるのです。一度、俯瞰して多面的に捉えたことを、条件を減らしながらシンプルに考え直してみるわけです。これは空間的思考法を実践する際の、大きなポイントです。

このとき、もう1つ僕が意識しているのは、物事には必ず、白か黒かで決められない、あいまで柔軟な「グレーゾーン」があるということです。

(中略)

最後に、グレーゾーンを意識して、計画に多少の流動性を持たせれば、この仕事の完成までの見通しが立ちます。シンプルにする条件をいろいろ変えてみることで、見通しの方向性も変わってくるでしょう。その中から、そのときベストな選択をすればよいのです。

言いたいこと

一つの事象に対して大きくとらえたり(マクロ的・概要を抽象的にわしづかみ)、微視的にフォーカスしていったり(ミクロ的・重要な点を顕微鏡でのぞき込んだり)…といった両極端な作業を交互に進めていく。片方の視点だけに縛られずに、それぞれでしか見えない、それでいてそれぞれ関連しあっている視点を交互に行き来する。

コレって結構、仕事とか投資、ひいては生き方にも応用できるんじゃないかな?って思うんですよね。

余談その一

三井さんの作品集のうち、等身大ドラえもんの写真もスゴかったんだけど、制作苦労話もめっちゃ興味深かった。特に中身の写真は鳥肌が…!!そっかーあんだけの大きさのものをブロックで作るったって、中空にしなきゃ下半身が耐えられないけど、中空にしただけでは天面(?ドたまの上三分の一ぐらい?)を支えるのが難しくて自重で崩れちゃう…そういう苦労があるとも想像できなかった(汗)

余談その二

巻末に対談一本、インタビュー一本アリ。

対談は「変形の神様」こと河森 正治さん。(最近ではEテレで放送中のサンダーバード ARE GOで新メカ:サンダーバードS号をデザイン担当されてます。同作中、唯一の日本人デザイナーです)

河森さんは変形ギミックを考える時にレゴを使う、というお話は読んだ事があったので、「あーなるほど、アリな組み合わせだねー」とも思えました。二人とも同じ方向にトガッてて相づちの応酬(笑)

インタビューは、三井さんのご両親。特にお父さんがコレまたトガッてて「お、おれもこれぐらいトガッたオヤジになりたい…」と思ってしまいました。


余談が長すぎる…本編も当然面白いッスよ!

ちなみに、アイキャッチは二年ほど前にセガレが黙々と作り上げたおうちと座っている人です。当時は青バケツとサファリっていうミニセットしか持ってませんでした。今年の誕生日プレゼントとして黄色のスペシャルボックスを追加投入されたので、もっとスゴイものを作ってます。たぶん(最近はもっと大きくて、強度があって、武器にしやすい学研のニューブロックのほうがおきにいりかな?)

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

スポンサーリンク