【ひふみプラス】の信託報酬 ~2015年11月

モ人の投資している【ひふみ投信】と同一運用会社・同一マザーファンドで運用されている【ひふみプラス】について信託報酬のチェックをしていきましょう。

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最初に確認。【ひふみプラス】 とは

以前まとめておいたので、そちらをどうぞ…

ご参考:たまには【ひふみプラス】の話でもたまには【ひふみプラス】の話でも | これが我が家の生存戦略

…では不親切ですよね。おおまかな説明だけ。

1.SBI証券をはじめとする一部ネット証券や、我らが福岡銀行さんを含む一部地方銀行などで買付のできる「主に日本株式に投資する投資信託(ファンド)」

2.ファンドに入ってきたお金は(ほぼ全て)【ひふみ投信マザーファンド】を買付する。解約されてファンドから出て行くお金は(ほぼ全て)【ひふみ投信マザーファンド】を売却して用意される。つまり、常に【ひふみ投信マザーファンド】と同一の運用となる。又、信託報酬など『ファンドというカタチを維持する為の固有コスト』の支払いの為にホンの少しだけ現金を保有する(2015年9月30日現在 0.7%)

3.毎月、運用に関して動画配信を行っている。(又、実質的に同じ運用となる【ひふみ投信】の月イチ運用報告会『ひふみアカデミー』も一部動画配信している。但し、『ひふみアカデミー』そのものは有料であり、【ひふみプラス】保有者であっても【ひふみ投信】保有者でない限り費用は必要。【ひふみ投信】保有なら無料。)

ご参考:『ひふみアカデミー』有料化、モ人は大賛成『ひふみアカデミー』有料化、モ人は大賛成 | これが我が家の生存戦略

4.ファンドの純資産総額が大きくなると信託報酬の低減がある。

↑本日のキモ

信託報酬の低減!?

そう!低減です!!ファンドが大きくなったら大きくなった分だけ、信託報酬を下げて、全ての受益者に広く薄く還元しようというコトなんですね。

純資産総額 委託会社(運用会社) 販売会社 管理会社 合計
500億円まで 0.455% 0.455% 0.070% 0.980%
500億円~1000億円 0.405% 0.405% 0.070% 0.880%
1000億円を越えた部分 0.355% 0.355% 0.070% 0.780%

(表記は全て年率・税抜き)

例として400億円から1200億円までの純資産総額での実際の信託報酬を図示します。

ひふみプラス信託報酬

1200億円以上は0.78%の部分がドンドン増えていって、さらに安くなっていくという事ですね。ファンドの規模が大きくなると運用の難しさがグンと上がるそうなので「信託報酬が下がった!やったぁ―!キャッホーイ!!」と素直に喜べないかもしれませんが…それは又、別のお話として頭の片隅に置いておく程度にしておきましょう。今日のトコロは。

で、実際の信託報酬は?

というわけで本題(!?ココまで1000文字が前フリ?!?!?!)の『ひふみプラス』の信託報酬の推移を見てみましょう。当該ファンドは2015年8月17日に初めて純資産総額500億円を突破しました!(おくればせながらおめでとうございます!!)2015年11月30日現在で純資産総額は633.55億円です。

11月30日の633.55億円のうち、500億円(0.98%部分)と500億円~1000億円(0.88%)が78.92:21.08の割合で含まれてますので

(0.98% × 500億円 + 0.88% × 133.55億円)/ 633.55億円 × 100= 0.9589%

2015年8月17日以降の全期間についてこれと同様の計算を行ったものをプロットすると、以下のようになります。

 ひふみプラス信託報酬1511

また、「信託報酬が安くなる!」という事は…「安くなっていない時に比べると高リターン」になっている…ハズですよね?そして…【ひふみプラス】には同一マザーファンド(=同一運用)の【ひふみ投信】があるんです!

さらに都合の良い事に【ひふみ投信】の信託報酬は規模にかかわらず0.98%(年率・税抜)で一定となっているのです!(【ひふみ投信】はファンドの規模に応じて信託報酬の低減を行うのではなく、保有者ら個人ごとの保有期間が長くなると、その期間・評価額に応じて【ひふみ投信】の買い足しによる実質的な信託報酬の低減が設計されています)

それでは実際のリターンを比べてみましょう。

…といつもなら『11/30の基準価額』/『8/17の基準価額』× 100 - 100という計算を行ってそれぞれのリターンを算出するのですが…今回はおそらく微々たる差異があるのか?ないのかを見て行く事になると予想します。

よって、より実態に即した計算を行う為に『両ファンドを8/17付けで100万円買付し、11/30付けで全売却した場合』の利益を比較する事にしましょう。(所得税なども考慮・他に一切の取引がないと仮定)

【ひふみプラス】⇒8/17の\100,000-が11/30では\990,323- (-0.9677%)

【ひふみ投信】⇒8/17の\100,000-が11/30では\988,422- (-1.1578%)

…ほう…下落してる時点だと現金保有割合の若干多い(若干ってっても大きな差じゃないですけど)【ひふみプラス】のほうが有利っちゃ有利なんですが…実際のトコ、どうなんでしょうね。もうちょっと期間が長くとれるなら『1年リターンごとの比較』とかにも意味が出てきそうですが、三か月とかそこらではなかなかどうして差を見ていくってのは難しいような気もします。


この差異が今後どうなるのか?折を見てチェックしていくことにしましょうね。

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか


12/3 PM 0:20追記

本日、リンク先である”いい投資”探検日誌 from 新所沢にてm@さんが

ひふみ投信の誤解(3):ひふみ投信よりひふみプラスの方が基準価額が安くてオトク? – “いい投資”探検日誌 from 新所沢

という風に運用報告会レポートとして、【ひふみ投信】と【ひふみプラス】の違いを丁寧に紹介されています。特に基準価額の違いとピザの喩えなんかは膝ポンものなので、是非あわせてご覧ください。

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